イベント用の「鮒寿司茶漬け」について考えてみる

2010年10月10日

さて、一週間前に商工会から今月16日に開催される
「商工祭りあざい三方市」の商工会ブースに空きができたので
出店しませんか?とお誘いを受けました。

私は当日は「浅井三姉妹博覧会」のPRスタッフとして別の仕事があります。
売り子は商工会で用意するので商品の段取りだけしてくれとの事です。

商品の段取りだけ、、、、
鮒寿司アイスはどう?」との提案を受けましたが
イベント用商品としては難しですねぇ〜。
冷凍庫も無いし、酒のつまみとかではなく
単品で「鮒寿司アイス」がどれほどの需要があるのか?

そう考えるとまだ「鮒寿司茶漬け」の方が良いのではないかと
思えましたので、その方向で企画を立ててみました。

自宅ではよく鮒寿司茶漬けは作りますが、
同等の物を量産するレシピというのは
考えた事がありませんでした。

(↓今年の正月に撮った動画)

ということで改めて鮒寿司茶漬けを商品として
提供されているお店をネットから拾いだししてみましょう。

喜多品の「鮒寿し茶漬け」についての記事
家鴨あひるさんのブログから1
家鴨あひるさんのブログから2
家庭でも楽しめる「鮒寿し茶漬けセット」1,050円。

住茂登の「鮒寿司茶漬け」につての記事
越天楽さんのブログから鮒寿司茶漬け1,350円

魚助の「鮒寿司茶漬け」についての記事
在華坊さんのブログから

湖里庵の「鮒寿司茶漬け」についての記事
はんなりさんのブログから
「鮒寿司茶漬け」840円

湖里庵は一度食事をした事があります。
鮒寿司懐石のうちの一品ですが、別注で頼んだ鮒寿司の頭も
入れてみました。これの酸っぱ旨さには
舌の先から頭蓋骨全体に震え渡る旨さでした。

こんな鮒寿司茶漬けを味わう事が出来たなら
あなたにもきっと「コペルニクス的転換」が
訪れる事、間違い無しなのデス。

<湖里庵の鮒寿司茶漬け プラス頭を漬けたもの>
<湖里庵の鮒寿司茶漬け プラス頭を漬けたもの>

しかしながら、
これら「鮒寿司茶漬け」どれも決して手軽な?価格の
食べ物とは言えない値段が付いています。
こんなデフレの時代に、果たして「鮒寿司茶漬け」は
地域のイベント用として受け入れられるのでしょうか?

魚助の鮒寿司茶漬けは塩津の道の駅でも
出されています。道の駅という気軽な感じの場所で
食べる鮒寿司茶漬けはどんなものなのか?
一度食べに行く事にしました。
==> 塩津街道 あぢかまの里で食べる「鮒寿し茶漬け」

<内部リンク>
商工祭り あざい三方市に「鮒寿司」で出店します

塩津街道 あぢかまの里で食べる「鮒寿し茶漬け」

2010年10月10日

出かけてきました、塩津の道の駅

<塩津の道の駅店内 2年前に撮影>

魚助の店舗は一番奥にあります。

<食堂の券売機>
<食堂の券売機>

鮒寿し茶漬け単品 1,000円」を注文しました。
茶漬けに1,000円は高いような木もしますが、ここは思い切りが肝心です。

<魚助の鮒寿し茶漬け>
<魚助の鮒寿し茶漬け>
<鮒寿し茶漬けのアップ>
<鮒寿し茶漬けのアップ>

塩昆布、刻みネギ、鰹節、それとカリカリッとした食感の
飾り(乾燥卵、乾燥人参なんかでしょうか?)
ご飯は量的には普通の茶碗一杯分程度です。

お茶がなみなみと注がれた碗に
鮒寿司のスライス4切れが浮いています。

汁を一口吸ってみますと
癖の少ない鮒寿司のうま味とほのかな酸味があります。
お茶漬けは昆布の旨味と魚の旨味の
相乗効果もあって美味し〜いです。

カウンターに置かれていた名刺大のパンフに
食べ方のお勧めが書いてありました。

それによると、
お碗に鮒寿しの頭を1/6程度入れる事や
熱いお湯を注いで、蓋をして一分程度置いた後
かき混ぜてから食べると、一層美味しくなるそうです。

いい事を知りました!!

鮒寿司の頭の部分は旨味の詰まった部位でもありますから
隠し味的に底に敷いておくのでしょうね。
ナルホド、ナルホド。

茶漬け一杯というと、何だか軽く食べるような
印象を持たれるかも知れませんが、
旨〜い汁も飲み干せばかなりのボリュームです。

発酵した魚肉の魅力にハマった者にとっては
1,000円という価格は妥当な値段かもしれませぬ。

<魚助の天然ニゴロブナの鮒寿し 2008年撮影>
<魚助の天然ニゴロブナの鮒寿し 2008年撮影>

鮒寿司のスライスで30切れ取れるとしますと
上の鮒寿しからだと一切れ270円程度になります。
これが4切れと頭の部分1切れの5切れで
1,000円を越えてしまいますね(笑)

3,000円程度で売られている養殖物の鮒寿しですと
それでも単純計算で比較して5切れで500円程度です。

勿論、材料を販売価格で試算するのもどうか?とも
思いますが鮒寿司の製造原価で考えても決して
高過ぎとは言えないでしょうね。

どう思われますか?

価格設定も気になりますが
そして旨味を増幅させる材料となると
やはり塩昆布刻みネギでしょうね。
(私個人的には醤油ワサビも必須です)

そのような事を色々考えながら
私も試作を作ってみる事にしました。(つづく)

続きはこちら ==> 鮒寿司茶漬け 試作中〜 あぁ〜うまい

<内部リンク>
塩津の道の駅

podcast 55 滋賀の地酒のイベントにて

2010年10月5日

(↓黄緑色の三角をクリックすると音声が流れます)

If you are interested in FUNAZUHI, you should eat TOMOAE!

美味いですわ〜♪ とも和え!

酒と鮒寿司の相性について語りたいところではあるが、、

2010年10月2日

先日ちょっと出かけてきた滋賀の地酒のイベント、
家鴨あひるさんのブログの告知で知った
酒と語りと醸しと私」についてお話ししたいと思います。

私は酒が飲めませんが、鮒寿司に関連して興味津々です。
滋賀の地酒には鮒寿司などの発酵食品によく合うものが
沢山あるそうではないですか。

実際に冨田酒造さんでの酒の試飲に同席させて頂いて
どんな味がするのか?自分も呑んでみたくもありました。

<会場の旧大津公会堂。昭和9年に建てられ、昨年大改修されました>
<会場の旧大津公会堂。昭和9年に建てられ昨年大改修されたそうです>


より大きな地図で 鮒寿司の壁 マップ を表示

<三階のイベント会場>
<三階のイベント会場>

受付で入場料500円(信楽焼ぐい呑み付き)と
ぐい呑み一杯100円のチケットを買います。
基本は10枚綴りらしいのですが、
1枚だけ売って下さいとお願いしました (^_^;)

会場は大変な熱気です。
既にいい感じになっておられる方もおられ、
若干テンション高めでお話をされていました。

<冨田酒造さんもおられまして、、>
<冨田酒造さんもおられまして、、>

個人的に冨田酒造さんの試飲会の延長気分で
七本鎗の純米生原酒を一杯(の半分)だけ
酌んでもらいました。

だいたい、
酒を呑まない者が味について語るのはどうかとは思いますが、
予想より濃い味と舌への刺激しか分かりませんでした…。
やはり何とも表現のボキャがありませんなぁ。(^_^;)

さて、会場にはtwitterから交流が始まった辻村さん
おられまして、合流させて頂いた後に会場におられる
色んな方々を紹介して頂き、大変有り難かったです。

このイベントを拠り所に、芸術的な活動をされている方、
地域活動をされている方、スローフード方面の活動をされている方、、、etc。
実に多方面の活動家が集まっていました(^_^)

 

あまり、鮒寿司とも酒とも関係のない話ばかりも
何なので、私の発見を一つ。

<吉田酒造さんの竹生嶋と湖里庵の鮒寿しとも和え>
<吉田酒造さんの竹生嶋と湖里庵の鮒寿しとも和え>

辻村さん通して海津の吉田酒造さんも紹介して頂きましたが
私は吉田酒造さんについては家鴨さんから話を伺っていたり
湖里庵絡みで名前だけは知っていました。

酒はもう呑めませんので、「鮒寿しとも和え」だけを
ちょこっと摘ませて頂きました。

この「とも和え」は
すばらしいです!とても美味いです!
これは王道をゆく鮒寿司料理ですね!
噂に聞いた「とも和え」はこれか!

口に含むと乳酸発酵のほんのりとした酸っぱさと
魚の肉のうま味がジュワジュワ〜っと染み出してきますね〜。
それで、決してアクが強い訳ではないので、
いくらでも食べられそうな感じがしました。

吉田酒造さんによると湖里庵から、なかなか
「とも和え」の外部への持ち出しの許しが出なかったそうです。
発酵飯の発酵度合いや調理後の酸化による味の変化・劣化など
管理が難しいのでしょうね。
そう考えると私はとても幸運でしたね。

たった半杯の酒でしたが、身体が100mを走った後のような
(気分が悪い訳ではないですが)状態でしたので
講堂の外へ出て休んでいました。

丁度、家鴨あひるさんも受付におられましたので
一緒に写真を撮って頂きました。両脇の方は単なる受付の方ではなく、
きき酒王選手権の2位、3位の方だそうです。
私とは全く別次元の舌をお持ちのお二人です。

家鴨さんが持っておられる本はこちらです。
近江の酒蔵―うまい地酒と小さな旅 (近江旅の本)

<講堂の外、受付にて>
<講堂の外、受付にて>

酒を知らない私でも、滋賀では蔵元さんや酒屋さんの
横の繋がりが相当密なようで、滋賀の地酒の質の向上や
広報に共同で力を入れられているよ事がよくわかりました。

このような活動は相乗的に大いに効果が出ているのだろうなぁと
思いますね。きっと実際そうだと思います。

<内部リンク>
鮒寿しとも和えの話 ==> チビチビやると酒がエンドレス 鮒寿司のとも和え
冨田酒造さんでの酒の試飲

<外部リンク>
酒と語りと醸しと私の話 ==> よいかもイベント!「酒と語りと醸しと私」
きき酒王選手権の2位、3位の方の話 ==> みんなで選ぶ滋賀の地酒大賞
辻村さんのツイッターアカウント

徳山鮓 地産の付加価値の高め方 地域ブランドの高め方

2010年9月25日

徳山鮓での夕食はとても刺激的でした。

ここの料理の特徴は鮒寿司をはじめとする発酵食品
余呉湖から獲れる湖の幸、余呉湖を囲む山々から採れる山の幸
いわゆる地産の料理です。

女将さんの話で興味深かったのは、今年の季節の移り変わりは
随分遅れているという話です。自然界の食べ物にはがあります。
徳山鮓ではその旬を見極めて料理として提供する事を心がけておられます。
旬を見極める目で湖や周辺の山々を日々観察をされて、
そのように思われているとの事です。

夏が長引き、秋が遅れているので食物の実りも
例年に比べ、よくないとの事でした。

ちょっと話が逸れますが、
ここではもう少し後のシーズンになるとイノシシ料理
熊料理(私はまだ美味しい熊料理は食べた事がないです、食べてみたい)
も出されます。契約した猟師さんから連絡が入ると
ご主人が現場に行って、その場で内蔵などを見て
買うか買わないか決められるとの事です。

なぜ、そこまで仕入れにこだわるのか?
近年、里へ下りて楽して美味い餌を覚えた
イノシシや熊の肉はあまり美味しくないからなのだそうです。

食材の最も美味しい状態を狙うために
自然の流れを日々観察されているのですねぇ。

これは同席された冨田専務が言っていた事ですが
山で山椒を採取するときも、使えるもの使えないものの
選別だけでなく、使い方も細かく分けて採取されるそうです。

地産地消といいますが、このように地産の付加価値
高める努力をされているのですね〜。

私は料理に詳しい分けでも、舌が肥えているわけでもありませんが、
鮒寿司に細く刻んだ昆布がまぶしてあるのを見て、
これだけはご主人の意図が分かって(分かったつもり?
ニヤけてしまいました。

話はお酒の話へと続きます ==> 鮒寿司はさておき、世界が最も日本酒を楽しめる時代

<内部リンク>
徳山鮓 2度目の夕べ 料理編
分かったつもり? ==> 鮒寿司茶漬けの旨さをもう少し深く考えてみる

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