消費期限をぶっちぎる食べ物、それはもちろん〜

2010年12月5日

ぼちっと、忘年会などで飲み会の繰り返される
時期になってまいりました。

先週末のある飲み会での話です。
ひょんな事から話題が鮒寿司の話になりました。
そして、とある瓦屋さんがこんな話をしました。

<忘年会はやっぱり鍋ですね>
<忘年会はやっぱり鍋ですね>

先日、仕事で行ったお宅の話ですが
その家では改造工事に伴い蔵を壊されました。
すると解体する時に蔵の中から、
中身が詰まっているらしい桶が見つかったのです。
どうやら鮒寿司を漬けた桶の様です。

今年80歳になるその家のお婆さんが
出てきた桶について聞かれて、こう言ったそうです。
「いやぁ〜私が嫁に来てから、この一角は触った記憶が無いから
それ以前から置いてあるものやわ〜」

短く見積もっても60年物、
その家の色んな状況から類推すると

100年位前の物かもしれないぞ
との話になりました。

その場に居合わせた者で恐る恐る
桶を開けてみました。

すると、
中からちゃんと形の残った
鮒寿司が出てきました。

<これはとある地蔵菩薩の中からでてきた鮒のミイラ>
<これはとある地蔵菩薩の中からでてきた鮒のミイラ>

どう、食べてみる?と言われて
食べようとは思いませんでしたが、
食べた人の話では、特別にウマ〜イ!とか
逆に、とんでもなくマズイ!とかではなく
ごく普通の鮒寿司の味だと言っていました。

こんなような話でした。

鮒寿司の桶の中では乳酸菌の発酵によって乳酸という酸が出来ます。
乳酸はpH(水素イオン指数)が低くてその環境では
腐敗菌などが生息出来ず、腐らないということです。

2年もの3年ものという鮒寿司は特に珍しい訳ではありませんが
ウン十年ものとなると、ちょっとプレミア感がありますね。

普段の生活の中では、
命の糧となる食べ物がその命を終えると、
あっという間に腐敗していく姿を
私たちは当然のように見ています。

腐敗菌は有毒物質を増やしていきますので
腐敗菌の増殖した食べ物を食べる事は、
命に関わるダメージを伴う場合があります。

生鮮食品や加工食品などの
腐敗菌がすぐに繁殖し易い食品は
消費期限が設定されています。

<消費期限>
<消費期限>

鮒寿司はどうかと言いますと、
これは賞味期限についてなのですが
以前に保健所で問い合わせをした時には
販売者のそれぞれの判断で決められているという
説明を聞きました。

鮒寿司に関する細菌学的な基準
保健所では持っていないとの事でした。

一見、鮒寿司は生ものの様にも見えますが
何十年も腐敗せず、食べて普通に美味しい鮒寿司。
なんだか不老長寿の食べ物のように思えてきますね〜。

そうは言いつつ、
何十年前の得体の知れない食べ物を食べようとして、
本当に食べてしまった人達の探究心といいますか、
これも凄いものだと思いますね。
見た目とニオイで判断したのでしょうが
どんな見た目とニオイだったのでしょう?

現物を見ていない私は想像するするしかありませんが
頭に浮かんできたものはネガティブなイメージでした。
私なんかまだまだです(^^ゞ

<内部リンク>
鮒寿司のミイラの話はこちら
==> 鮒寿司を供える神事 下新川神社「すし切り祭り」に健康長寿への願いを感じました

鮒寿司の桶の中で何が起きているのかの話はこちら
==> 曼荼羅のような鮒寿司の桶の中で起きていること

鮒寿司の賞味期限の話はこちら
==> 鮒寿司の賞味期限は、、、、、自分の舌で

Comments (2)

ユキコ10月 19th, 2016 at 3:48 午後

我が家には16〜17年物の鮒寿司が有ります。2年前に少し出した時の状態ですが、鮒はこげ茶色でご飯はチョコレイトぽく匂いはほとんど無い状態でした。が、私は怖くて食べてません。食べた人の話では美味しかったそうです。まだ樽に残ってますが、漬物石が重すぎて放置してます。

冨岡10月 19th, 2016 at 6:21 午後

ユキコ様
コメントありがとうございます。
我が家にも一番古いもので2008年製のものがあるのですが、同じようにず〜っと置きっ放しになっています。とりあえず熟成10年まで待ってみようかと…。

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