我が氏神さんのお供えは鮒寿司ではないけれど

2011年9月18日

身近な場所でこそ、祈る」からの続き

さて、
私の町の神社はそう古くはなく、1324年の創立との
記録があるそうです。これといった特徴もなく
ごく平凡な氏神さんです。

お供え物は鏡餅、神酒、塩、米、スルメ、
昆布、それから大きながありました。後お菓子や果物など。

鯉は祭儀終了後のナオライ(食事)の席で刺身として出されました。
この鯉の刺身が甘くて美味しかったのが驚きでした。
鯉の刺身を食べる機会はあまりないので、それはそれとして
興味がありますが、話をお供え物の魚に戻します。

既に何度か述べていますが、滋賀県内の神社では
お供え物として鮒寿司などナレズシを備える神社も
少なくはありません。

祈りの場である神社と鮒寿司の接点は何なのだろう?
神社総代の話と供え物の鯉を見て思いました。

きっと何か大きな意味があるに違いありません。
意味、それは壮大な物語の痕跡かもしれない、
そんな妄想を感じた秋祭りでした。

<もうすぐ収穫>
<もうすぐ収穫の稲穂>

 

<内部リンク>
身近な場所でこそ、祈る
浅井郡とメコン川流域との接点、、、、
鮒寿司を供える神事 下新川神社「すし切り祭り」に健康長寿への願いを感じました

<参考文献>
フナズシに対する琵琶湖文化史的考察 大沼芳幸

Comments (3)

高橋傘音9月 21st, 2011 at 2:33 AM

こんにちは。ご無沙汰してしまいました。
鯉を食べられたんですかぁ。羨ましいです。
私、今は岩手ですが、実家が長野で、近所の方にご馳走になった事があるんですよ。
甘い味付けが美味しいですよね。
でも泥っぽいのを食べた覚えもあります。美味しく料理するのってきっとむづかしいんだろうなぁ。
作った人(と、身を呈してくれた鯉)に感謝でした^^

今年は災害が多いですね。
今年はきっと天災の年、っと神様が決めちゃってるんじゃないかな、そんな気がしてしまいます。
私も神社へ行くと蟻地獄ばかり探してた子供だったので、今もそんなに信仰心があるわけではないんですが。

ところで、神社にお供えするお塩やお米、お神酒に昆布、、、あれ?
ナレズシやツケモノに使えるものばーっかり。

最近、書店で売られるようになった、神様がおろした日月神示というお筆先には、お酒のキモトやオミソ、テンサイ糖、モチクサ、キノコ、お芋、乳酸菌に日本コウジカビなど、食べ物や菌に関するキーワードが満載です。
それから台所(北の方)や、甘いものを感じる舌(あめがした)なんかも書かれていて、作り方と食べ方の面白い実用書だと思います。

ただ、古い言葉や昔の食べ物に興味があって、言葉遊びが好きでヘンな言い回しに根気よくついていけて、台所仕事してる人でないと、こういうふうに読み解けないみたいですけど。
壮大な物語のヒントになるかもしれません^^*

今日、私のところは寒くて寒くて、ちょっと風邪気味です。布団増やさなきゃ><;
富岡さんも風邪などお気をつけて。ではまた (^^)ノ

高橋傘音9月 21st, 2011 at 2:40 AM

あ!
先に言おうと思ったのに。

お店開かれたんですね!おめでとうございます!!

予想としては一年以上先になりますが、懐が春になったら注文しま~す。
その時はよろしくです!

冨岡9月 22nd, 2011 at 12:16 PM

高橋様
コメントありがとうございます。

岩手は冷え込んできましたか。秋が深まっていきますね。
秋が深まると、美味しい物が食べられる予感も深まります(^^♪ 

さて、
神社にお供えするものがナレズシや漬け物に使えるものばかりという指摘、
とても面白いと思います。「神」と「発酵(の技術)」とは
昔々、何かしら関連があったのかもしれないと妄想が広がります。

発酵作用は目に見えませんから、昔の人は発酵(の時間)による
食物の味の熟成に、神の見えざる手を感じたというのはありそうな話です。
滋賀には菌神社というダイレクトな名前の神社もありますよ。
http://wffc-jp.com/8rgmt

日月神示についてはあまり良く知りません。
でも古い言葉には興味があります。
壮大な物語が掘り起こされるとワクワクしますね〜。

ではでは
これからの季節、朝夕冷え込んでまいりますので
お身体にお気をつけくださいませ。

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