鮒寿司の保存性と栄養

2011年4月9日

東北地方太平洋沖地震が発生して一ヶ月になります。
そんな中、ニュースなどでは避難所で暮らしている方々の
肺炎などの感染症を懸念するというような報告も伝えています。

栄養のバランスが崩れると感染症にかかりやすくなる恐れがあるそうですが
物流や保存などの問題で、その予防に欠かせない肉魚や野菜が充分食べられずに
どうしてもタンパク質やビタミンが不足がちになっているそうです。

避難所生活は短期間で終わりそうにないし
食事は日々欠く事が出来ない
大事な行為ですので気掛かりです。

そこで、ふと思ったのですが、
鮒寿司がそういった予防の為の食として
役に立たないかなぁと…
まぁ、そんなことを思った訳です。

真空パックにしておけば数ヶ月程度は常温でも保存可能ですし、
タンパク質や代謝に必要なビタミンB群も豊富に含まれています。

鮒寿司は元々が保存食です。その保存の原理は乳酸菌の占拠による
腐敗菌の排除にあります。同時に乳酸菌による生成物が
整腸作用に効果を及ぼす事もよく知られています。

乳酸菌関連の食品は他にも沢山ありますが
常温での長期保存という点では
鮒寿司は随分扱い易い食品では無いでしょうか。

私はそんな鮒寿司がお役に立たないかなと思うと同時に
僅かではありますが、在庫の提供もさせて頂ければと思った訳です。

そうは言いつつ、いろんな壁があります。

・まずは、東北の方々に鮒寿司は馴染みの食品ではない事。
・馴染みではないので食べ方など分からない、慣れていない事。
・避難生活という非常事態での栄養補給とはいえ
避難所の方々に喜ばれるかどうかも分からない事。
・それから私の漬けた鮒寿司は少ないとはいえ、鮒寿司特有の
クセやニオイがある事。
・義援金や非常食などを送るようにはスムーズに行かず
いろんな人の協力無しには実行可能ではない事。等々。

そのような課題はあると思いますが、
例えば現地の料理屋さんや調理師さんなどに協力頂いて、
そういった方々を通じて提供していく方法などが
可能にならないかなと思ったりもします。

また避難所に酒というのは良いか否かは分からないのですが、
鮒寿司を肴にちょっと一杯というのもひと時の気分転換に
お役に立てるようにも思います。

独り善がりな発想なのかもしれませんが
6人の友達の輪は世界に繋がるとの話もありますから
何か役に立てるかなと思って書いてみました。

<内部リンク>
鮒寿司の桶の中でどんなことが起きているのか?
妊娠中の健康管理 と 鮒寿司など発酵食品
甘酒 鮒寿司の発酵飯との共通点
消費期限をぶっちぎる食べ物、それはもちろん〜

<外部リンク>
避難所で体調保つには
六次の隔たり

Comments (2)

高原正成4月 10th, 2011 at 9:48 午後

近江では鮒ずしも、遠野や三陸ではまた違う馴れずしがあるはず。馴れずしネットワークを探してみるのも、つながりの一つかも。保存がきいて、お湯(被災地ではお湯も貴重品かな)があれば、おそらく暖かな食事ができる。日本の馴れずしは見事だと、いつも思う。

冨岡4月 10th, 2011 at 9:58 午後

高原様
コメントありがとうございます。
ナルホド、そのラインで探してみましょう。
ありがとうございます。

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