甘酒 鮒寿司の発酵飯との共通点

2011年3月4日

昨日はひな祭りだったんですが、ある方から甘酒を頂きました。
酒造メーカーが作っているストレートタイプの甘酒です。

<頂いた甘酒>
<頂いた甘酒>

私も妻も子供の頃は似たような境遇?でして
この頂き物を切っ掛けに、冬場によく甘酒を飲んだね〜
しばらく子供の頃の思い出に花が咲きました。

学校から帰ると自家製の甘酒を飲んでいました。
大人からは風邪予防とか言われていたような…。
昭和50年代の話です。
これをご覧の皆さんの子供の頃、また現在、
甘酒ってどんな存在でしたか?身近な存在でした?

残念ながら、今の我が家では甘酒を作る習慣はありません。
それで子供達も珍しい甘酒に興味津々で、
コップに少しだけ注いでチンする子供達です。

が普段飲み馴れていないので、温まった甘酒に
鼻を近づけて困った表情をしていました。

酔っぱらったジイちゃんの臭いがする〜
匂いを嗅いだ子供達の第一印象です(^^ゞ
言い得て妙ですが、ジイちゃんも
あの世で苦笑してるでしょう…。

しかしね君ら、この甘酒は実は凄い飲み物なんだよ!
ブドウ糖タミンB群が大量にあって天然の
栄養ドリンクなんて言われているんだ!

発酵学者の小泉武夫氏も言っておられる。

江戸時代、一番死亡率が高かったのは夏なんです。日射病だとか、あの頃は
蚊がいっぱいいたのに下水道が完備してなかったから、夏が一番死亡率が高
かった。「守貞漫稿(もりさだまんこう)」には、日本人の平均寿命は四十
六歳から四十八歳と書いてあります。甘酒は一杯四文で飛ぶように売れた。
なぜか?
甘酒を分析しますと、とんでもないことが分かります。米のでん粉が麹菌
で分解されるからブドウ糖になる。そのブドウ糖が二〇%も入っています。
さらにもっとすごいのは、蒸した米に麹菌がついて発酵すると、ものすごく
多くのビタミンが付く。ビタミンB1、B2、B6、パントテン酸、イノシ
トール、ビオチンなんていうビタミンを大量に作って、甘酒の中に溶かして
いく。「天然吸収型ビタミン」ですよ。
それに米の表面はアミノ酸で、そこに麹菌が増殖してタンパク分解酵素を
作るから、必須アミノ酸が信じられないぐらい、いっぱい入っている。
だから甘酒は、ブドウ糖溶液で、総合ビタミンの溶液で、必須アミノ酸の
溶液。これを現代医学で言ったら「点滴」ですよ。江戸時代には、一番体力
を消耗する時期に、町に「点滴売り屋」が来たんですな。だから今も、もっと
甘酒を飲むべきなんです。

<こちらから引用しました→ 民族には長年固有の食文化がある

凄いだろ〜!
一口目で甘酒から興味が離れてしまった子供達に
この私の思いは伝わらなかったのであります〜(泣)

余談ですが(本題ですが)
これ、お米に麹菌が付くことで生成される栄養素ですけれども
お米に乳酸菌が付くとどんな変化が起きるのか?
鮒寿司は鮒とご飯を一緒に漬け込む事で
主にご飯が乳酸発酵していくことで熟成していく食べ物です。

あるサイトに、
鮒寿司が発酵する時に活躍する微生物がビタミンB群を多量に作り出します。
ビタミンB群は身体のすべての代謝に必要なビタミンなので、食べたもののカ
ロリーを速やかにエネルギーに変え、疲労を回復してスタミナアップに貢献し
ます。

って記述があるんですが、これって主に発酵したご飯の部分の話では
ないかなぁと思うのですが、これについての文献って
私は知らないのです。知ってる方おられたら、どうか教えて下さい〜。

というのも、通常の炊いたご飯は
ビタミン類の含有量は多い方ではありません。

ところが発酵したご飯だと大変身してしまう。
これって凄くないですか!?

<↓引用先>
RAGOUT
豆の主な栄養性 豆類基金

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