美女が語る鮒鮓の話から
2010年12月4日
以前も一度話した事がありますが、
私などが鮒寿司に関心を持ってもらおうと
どんなにがんばって広報活動などをしても、
たかがしれています。
けれども、一人の美女が「鮒寿司大好き!」と呟くだけで
計り知れない影響力を及ぼすのだろうなぁ、、、
などと思っております。
そんな希有な鮒寿司広報美女の一人(と私が勝手に思っていますが)の
中島静佳さんですが、彼女がブログでまた徳山鮓へ行ったレポートを
書いていました。今回は熊料理も食べられたそうです。
私は一度だけ熊肉をもらって、食べた事がありますが、
臭くて固いというネガティブイメージしかありません。
色々試して味噌やネギなどと一緒に煮込んで何とか食べられましたが
まずはウチの奥さんも料理のし方が分からなかった事もあり
苦労した食材でした。
ところが、徳山鮓で出される熊料理を食べた方は
癖も無く美味しいと皆さん言われています。
なぜなのか?
以前に徳山鮓で食事をしたのは9月でしたので
勿論のシーズンではありませんでしたが、
その時に女将さんが色々と話をしてくれまして、
私にも知識だけはあります。
人里に降りてきて農作物などを食べたりした肉は
美味しくなく、山の木の実などだけを食べている肉は
美味しいのだそうです。
懇意にしている猟師さんから熊が捕れたと連絡が入ると
まずはご主人が出かけて行って、獲れた熊や猪が
何を食べたのかを調べられるのだそうです。
そうして、厳選してから出す肉なので癖も無く美味しいのだそうです。
そんな熊肉を一度は食べてみたいと思っていましたが
中島さんに先を越されてしまいました。
徳山鮓では熊に限らず、旬の食材が楽しめます。
馴染みのある旬の食材でも、その年々の気候の状態で
出来不出来などもありますし、それによって当然
食材の組み合わせもアレンジをされていくでしょうから
今年の冬の料理は今年ならではの料理と言えるのかもしれません。
ファーストフードや工業食品の様に
誰が作ろうが何時作ろうが、ほぼ一定の味をが望まれて、
そしてそれを提供するという食事のあり方があります。
片や、一期一会は大げさかもしれませんが、
その時々の環境や状況を最適化した食事のあり方もあります。
折角田舎に住んでいるのですから、その時々の
環境を楽しめるような余裕や豊かさを持ちたいと思います。
<内部リンク>
9月に徳山鮓で食事をした時の記事はこちら
==> 徳山鮓 地産の付加価値の高め方 地域ブランドの高め方
美女の鮒寿司好き宣言の記事はこちら
==> podcast 32 続スローフードに絡めた鮒寿司の話と、望む!美女の鮒寿司好き宣言
<外部リンク>
徳山鮓について書かれた中島静佳さんの記事はこちら
==> No1534 徳山鮓(とくやまずし)