P14 一人でもFUNAZUSHI を通じて喜びを感 じる人がいるのなら

2011年6月11日

前回の
滋賀から移民してきた最古老の叔父はとても興奮していた
の続きです。

Friday, August 14, 2009 Dear Wakabayasi-san:

At last, a long rainy season ended. However, in Japan,
people suffered from the natural damages such as the
heavy rain, typhoons, and earthquakes. Fortunately,
there is no major catastrophe in Shiga now.

〜 〜 中略 〜 〜

The reality is severe. I learn that the person interested
in FUNAZUSHI is a little, and that the transportation of
an international seafood is difficult However, I met
WAKABAYASI-san, and was able to do a valuable
experience through only one FUNAZUSHI. I wish to
express my gratitude to you.

And, I want to be related to the person’s pleasure if
there will be a person who feels pleasure all alone
through FUNAZUSHI in the future.

Gracias.

<夏の青空>
<夏の青空>

若林様
ようやく長い梅雨のシーズンが終わった様です。
しかし、日本では大雨や台風や地震など自然災害に見
舞われました。幸い滋賀では大きな災害は今の所あり
ません。

〜 〜 中略 〜 〜

私はより多くの人々に、喜びを伴ってFUNAZUSHI を
食べてほしいと思っています。鮒寿司は数字だけ見る
と高価に感じる人もいますが、実際はそれだけの価値
が十分にあるものです。私の課題は、その価値を分り
やすく説明して、お客さんがもっと頻繁に楽しみたく
なるようにすることです。いまはどうすれば喜びと共
に人々が鮒寿司を買ってくれるのか?研究の途中とい
った所です。

私が作るFUNAZUSHI の製造量はまだ少ないです。昨
年製造した量は10kg です。それらはネットオークシ
ョンで売りました。今年は30kg を約1 ヶ月前に製造
しました。現在は気温が上がっています。桶の中で
FUNAZUSHI の発酵が進んでいる最中です。今回製造
したものは次の正月には食べられると思います。

<Paris>
<Paris>


私は世界中の方に販売したいと思い、世界中の滋賀県
人会に連絡を取りました。パリの渡辺さんからは日本
食良品店「京子」を紹介していただき、「京子」の責任
者と連絡が取れました。パリでは日本の発酵食品ブー
ムだそうです。日本人も避けるような臭いが強い
NATTOU を喜んで食べるパリジャンがいるそうです。
しかしながら、EU では魚介類の輸入が禁止されている
ため、Funazusi のEU 内での販売は現地製造以外では
難しいとのことでした。

また南カルフォルニアの榎さんからは、2005 年に滋賀
県人会世界大会をカルフォルニアで開催し、そのとき
滋賀県の魚伊というショップから400 人分の鮒寿司を
プレゼントされたそうです。しかしそれを喜んで食べ
た人は一人もいなかったと教えてもらいました。南カ
ルフォルニアの滋賀県人会は一世はいなくて、二世三
世も高齢だそうです。そしてアメリカに移住してきた
近年の若者は県人会の組織を頼らず自力で道を切り開
いていくと報告してくれました。
<Southern California>
<Southern California>


現実は厳しいです。多くの人がFUNAZUSHI に関心が
ある訳では無く、国際的な魚介類の輸送が難しい事を
私は学びます。しかし、私は若林さん出会いそして私
はたった一匹の鮒寿司を通じて貴重な経験をすること
ができました。大変感謝しています。

そして今後、一人でもFUNAZUSHI を通じて喜びを感
じる人がいるのなら、私はその喜びに関わりたいと思
います。

ありがとうございました。

何と言いますか、調べれば調べる程に大きな壁が立ちはだかると
言いますか。物事は思うようにはいきません(^^ゞ
しかし、2年前の自分は結構熱い文を書いていますね〜。

一大イベント?が終わって余韻を楽しむように
ペルーから再びメールが届きました。

続きはこちら ==> デジカメの調子が悪かったのですが、ちょうど今 

<内部リンク>
滋賀から移民してきた最古老の叔父はとても興奮していた

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