P04 Wakabayashi-sanの鮒寿司の思い出

2010年12月18日

前回の記事<ペルーの日系三世との文通>の続きです。

ワカバシさんから初めて届いた英文メールでは
彼が三世でありながら鮒寿司を食べた経験があるこことや、
また現在の率直なペルーでの鮒寿司の印象など語られていて
とても興味深いものでした。

Thursday, May 21, 2009

Dear Tomioka-san:

Many thanks for your reply in English. I think that your
English is very good. Please dońt worry.

I learned about funazushi many years ago in 1983 when I visited
Shiga ken for first time. My friend́s mother gave me 2 or 3 pieces of
funazushi and frankly speaking I did not like it very much.
The taste was very strange and strong and I ate it directly without rice nor hot water.
However I learned that funazushi as a traditional meal of Shiga ken.

After this first bad experience I never tried to eat funazushi again.
I was living in Japan from 1996 to 2003 in Tokyo and during this period
I never found funazushi in Tokyo area.

As we have cable TV here in Peru (NHK in the sole Japanese channel
that we can watch here) we watched a TV program about funazushi,
The place of the program was Shiga ken in a place that Funazushi was
very famous and I looked for first time that funazushi had to be eaten
together with hot rice and covering everything with hot tea
(I can not remember if it was hot tea or hot water) then I understood
that the way that I made to eat this funazushi the first time was wrong
and may be for this reason my sensation about the taste was not good.

At present, we have round 30 families of descendants from the immigrant
that came from Shiga ken 110 years ago. The sole issei has 93 years old
and may be nobody have heard about funazushi. We understand
that FUNA is a typical fish that only live in BIWAKO, is it right this idea?
Waiting for your comments.

regards

<Email>
<Email>

英語でのご返答大変感謝します。
あなたの英語は大丈夫ですよ。心配しないで下さい。

私は随分昔になりますが1983年に、鮒寿司について知りました。
初めて滋賀県を訪れたときの事です。友人のお母さんが2、3切れの
鮒寿司を出してれて、気さくに話しかけてくれました。
でも私は全く好きになれませんでした。とても奇妙でクセの強い味で、
私はご飯やお湯無しで食べました。鮒寿司が滋賀県の伝統的な
食べ物である事は学んでいたのですけどね〜。

この最悪の初体験の後、私は二度と鮒寿司を食べようとは
思いませんでした。私は1996年から2003年まで東京に住んでいました。
けれどもその間、東京では鮒寿司を見る事は一度もありませんでした。

ペルーのケーブルテレビで、鮒寿司の番組を見ました。
(ここで唯一見られる日本のチャンネルのNHKです)
番組が紹介する地域は鮒寿司がとても有名な所、滋賀県です。
私はその番組で初めて鮒寿司を暖かいご飯と共に熱いお茶を
たっぷり注いで食べるものだと知りました。
(私はあの時のものが熱いお茶だったかお湯だったか覚えていません)
それで初めて鮒寿司を食べた時の食べ方が間違っていた事を知りました。
そして、それが美味しく思えなかった原因なのかもしれないと思いました。

現在では、110年前に滋賀県から移民としてやって来た子孫の30世帯
暮らしています。ただ一人存命の一世は93 才
で、鮒寿司のことを聞いた事が
ある者は誰もいないように思います。私たちは「鮒」が琵琶湖だけに
生息する魚だと理解していますが、それは正しいですか?
あなたの返事をお待ちしています。

英語と言えども話題が超身近なものでしたので
理解するのは難しくありませんでした。

が、え〜〜〜!!これに返事を書かねばならんのか!
何とかweb翻訳と英語が出来る知人のサポートを受けつつ
かなりディープな返事を書き上げました。

続きはこちら ===> Wakabayashi-sanとのメール 

<内部リンク>
ペルーの日系三世との文通

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