三男の細菌性腸炎で知る 乳酸菌は偉大なのである!

2010年6月18日

今週は三男が体調を崩し、入院する事態になりまして
テンヤワンヤの一週間でした。

先週土曜から調子が悪かったのですが、近所の診療所で診察を受け
整腸剤などの処方を受けて様子を見ていました。

日曜には一旦回復したかのように見えたのですが、月曜には再度悪化し
十五分おきにトイレに行く様な状態になりました。
脱水症状も心配なので、急遽市内の救急病院で診察を受けました。

問診、レントゲン、血液、尿検査などから腸の動きが止まっていて
栄養分の吸収もされていないようで、体脂肪からエネルギーを取り出している
状態らしい事がわかりました。細菌性腸炎の疑いが大きいということで、
入院しながら様子を見る事となりました。

火曜日の検便検査(グラム染色って言っていたかな?)の結果は、
通常考えられる大腸菌やサルモネラ菌、ブドウ球菌が原因とは考えられず、
検査結果待ちなのですがキャンピロバクターの可能性を疑っているとの事でした。
(ん?何ですか、キャンピロバクターって?)

その間の治療はブドウ糖液の点滴、それに加え栄養剤、抗生剤の錠剤が
飲み込めないようなので抗生剤を合わせた点滴、そしてビオフェルミンRという
整腸剤の錠剤の服用が治療の全てでした。

<細菌性腸炎と乳酸菌>
<細菌性腸炎と乳酸菌>

月曜はトイレは十五分おき、火曜も二十分間隔程度で変わらず、
トイレの度に激痛があるようで苦しみました。
しかしその間痛み止めを使用すると、返って悪化の場合には
発見が遅れる可能性もあるとして痛み止めなどは使用せずに乗り切りました。

水曜は便意は一時間に一回程度まで回復し、木曜は一日に二回、
そして金曜日は夕方までまだ一度も便意はありません。

若くてきれいで、落ち着いた眼差しの担当女医さんによると、
通常は腸内には人間に害を及ぼす細菌もゼロではなく少しはいるのですが、
増殖せずに押さえ込まれている状態だそうです。
それが何らかの切っ掛けでバランスを崩して増殖し出したり、
腸内にいない場合でも口から入り込んだりして増殖し、
腸が炎症を起こすようになるとのことです。

抗生剤を使用すると悪い菌も死にますが体に有用な菌も死んでしまいます。
また長期的に抗生剤を服用している場合は抗生剤に耐性のある菌などもいたりして、
厄介になるそうです。しかし、特に病歴の無い子供の場合はその可能性も
少ないだろうという事と、腸の炎症にとどまらずに他の病気の併発、拡大を防ぐ為に
抗生剤を投与したとの事でした。

抗生剤と同時に抗生剤に耐性のある整腸剤(ビオフェルミンR)も服用となりました。
ビオフェルミンRとは抗生剤に耐性のある乳酸菌ですね。

抗生剤によって腸内の良い菌も悪い菌も殺していくと同時に、
抗生剤によって死なない乳酸菌も服用する事で腸内の環境を早期に回復する狙いです。
今回の三男の症状は今の所、このシナリオ通りに回復しているようです。

今日の昼食からは米汁とだし汁が出ましたし、夕食は5分粥が出ました。
元々食欲おう盛な三男は、先生が夕食を3分粥か5分粥にするか
迷いながら5分粥の決定を下しただけで、その決定を喜ぶほどに回復しました。

以前、プロバイオティクスという考え方を
twitter仲間のお医者さんから教えてもらい、
昔から鮒寿司が整腸剤として重宝されてきた歴史と合わせて
乳酸菌の有用性に関心を持っていました。

この度の四日間は食事を一切取らず点滴だけで生き延びた三男でしたが
改めて腸内バランスの崩れた時の恐ろしさを思い知りました。
そして、抗生剤によって悪い細菌の増殖は抑えられますが、
それだけでは腸は健康状態を回復したとは言えず、
乳酸菌の働きによって元の健康な腸の状態に戻っていく
という事を目の当たりに見てしまいました。

乳酸菌はすごいですね!

追伸
今回の腸炎になった原因ですが、他の家族の者は全く症状が出ず、
食事メニューに疑わしい部分も見当たらず、また学校でも疑わしき
病気が流行っている訳でもありません。ということで、自然観察の好きな
三男が川遊びなどして、十分な手洗いをせずに食事をしたのではないか?
というのが最も有力な原因となっています。

<日没時 病院の窓から湖西方面>
<日没時 病院の窓から湖西方面>

 

<内部リンク>
プロバイオティクスの話から ==> 妊娠中の健康管理 と 鮒寿司など発酵食品

Comments (2)

クロネコ6月 20th, 2010 at 6:52 午前

私の勤める養鶏場でも、乳酸菌は不可欠な存在です。
生まれたてのヒナに、高純度の乳酸菌製剤を飲ませ、その後にEM菌(有用微生物群)を定期的に与えることで、薬に頼らずともとても病気に強い鶏に育てる事が出来ます。
昔はカンピロバクターやクロストリジュウムといった悪玉菌に内臓をやられ、よく鶏を死なせてしまってたものですが、この乳酸菌をヒナのうちに一度やるだけで、ガラリとよくなりました。

乳酸菌のすごさを感じさせられますね。その乳酸菌製剤が動物性なのか植物性なのかまでは知らないのですが…
今度、メーカーの営業さんと話をする時に聞いてみたいと思います。w

冨岡6月 20th, 2010 at 7:16 午前

クロネコ様
大変興味深いコメントありがとうございます。

「乳酸菌は体に良いよ」程度の認識でしたが、
そんな「あったら良いなぁ」程度のレベルではなくて
無ければ命に関わるレベルなんだと再認識ですね〜。

通常は意識せずとも、腸の中には乳酸機がいるのから
健康状態が保たれているという事なのでしょうが、
逆に言えば乳酸菌が死んでしまったり、減ってしまうような
食生活はどんな食生活なのか?
そんな事も気になりますね。

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