鮒寿司の発酵飯で作ったお菓子 飯ボーロ いいぼーろ(2)
2009年12月9日
前回の続きです。
プラザふくらの森は規模は小さいですが、
地場産野菜、米、加工食品などが
所狭しと陳列されています。
そんな中で、案内して頂いて飯ボーロを
見せて頂きましたが、、、、、
キッフェルンと書かれていますねぇ。
で、その下に手書きで飯ボーロと書かれています。
この飯ボーロの話は今年の6月頃には聞いていたのですが、
地元で活動されている食育ボランティアグループ
「キッチン・キス」がコツコツ事業化を進めてこられました。
随分と前進しましたねぇ。
まず、このお菓子の商品化の背景として
鮒寿司で使用する飯(いい 発酵させるご飯)は
かなりの量になりまが、ほとんどが食べられずに
捨てられてしう事があります。
いわば産業廃棄物になってしまう訳ですが、ご飯ですので
もったいない感もあり、再利用の模索は滋賀県中の色んな所で
試みられているんですね。(ふなずしパイとか色々)
それと、長浜市はアウグスブルク市と姉妹提携をしており
その50周年を記念して、何か食べ物で交流できないか?
という視点から、ドイツのお菓子キッフェルンを注目されました。
つまり、キッフェルンに使われる発酵食品のチーズの代わりに
発酵した飯を使ってみる試みでした。その飯を近藤さんが
供給されているという関係なんですね。
親指大の一口サイズの大きさで、
粉砂糖がまぶしてあります。
サクサクとした普通の洋菓子ですね。
美味しいです。
鮒寿司の匂いなどは全くしません。
むしろ、こういったものは
鮒寿司らしさを売りにしない方がいいと思います。
実際に、クセのある鮒寿司の飯は使わないということで
材料はどんな飯でも可ではないらしいです。
ちょっとしたお土産にはよいお菓子だと思います。
試食もできますので、プラザふくらの森へお越しの際は、
是非、味や食感をお試しください。
ただ、まだまだ手作業の段階なので
収益が出る事業までには至っていないとの事です。
うまく軌道に乗るといいですね。
その後、私が試みてみた鮒寿司の飯の再利用法は
こちら ==> 鮒寿司の飯を使ってアイスを作る