美味しんぼに登場した鮒寿司

2009年12月10日

少し前の話です。
美味しんぼってマンガは読んだことがありませんでした。
ところが、鮒寿司についていろいろ調べていると、
ときどき美味しんぼに掲載された云々という話が出てきます。
それで気になって今更ではありますが、読んでみることにしました。

私の調べた範囲では、ビックコミックスでの第5巻と第60巻
鮒寿司の話が出てくるようです。

図書館で蔵書検索してみました。そしたらありました。
最近は図書館でマンガも借りられます。しかも家からネットで
蔵書検索も出来きて予約まで出来てしまうんですね。
便利な世の中になってしまいました。
美味しんぼ (5) (ビッグコミックス)
さて、第5巻は第5話の「臭さの魅力という話で鮒寿司が出てきます。

フランスと日本の食文化対決みたいな経緯から、
鮒寿司を食べることを切っ掛けにお互いの文化を
認め合うようになる、といったお話です。

実際に存在するマキノの魚治が登場し
鮒寿司漬けの工程の話やお茶漬けを食べる
シーンも出てきます。
美味しんぼ (60) (ビッグコミックス)
つづいて第60巻は第3話の「釣りVS動物愛護!?
いう話で出てきます。

環境問題に絡めた話から、琵琶湖総合開発の話や
環境汚染や外来魚のブラックバスによって
ニゴロブナが激減していることを説明している話です。

初めてじっくり読みましたが、
美味しんぼ、誠実でいいマンガですね。

それから、鮒寿司を理解する導入としては
2話ともなかなか良い作品ではないでしょうか?

特に5巻の話は読後に思わず鮒寿司を食べてみたいと
感じてしまうような話です。この話を読んで実際に、
魚治に行かれた方もおられるのではないでしょうか?

私は店の前を通ったことはあるのですが、
残念ながら、まだ食べたことはありません。
是非食べたいと思っているのですが、、、。

 

それと、60巻の話は少し理屈っぽいですが
鮒寿司の背景を知るには大事な話ですね。

ただ、気になったのは5巻の話で、
「蛋白質に微生物を働かせて」というセリフと
「蛋白質は分解されて豊かで深い味になる」というセリフは
あるものの、明確に「微生物がタンンパク質を分解する」とは
言っていないんですね。

そして、私が調べた範囲でも微生物がタンンパク質を分解すると
ストレートに書いてある本は今の所、読んでいません。

ここのメカニズムをもう少し詳しく知りたいんですが
どうなんでしょうかね?

その後、食べにいった話はこちら
==> podcast 27 湖里庵で女将さんに伺った話 海津の桜、遠藤周作と竹生島

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