乳酸菌には植物性も動物性もない? もちろん鮒寿司の乳酸菌も

2010年8月13日

乳酸菌には植物性と動物性があって、、、という話は
健康食品に関心のある人なら知っている事だと思います。

ウィキペディアにも掲載されていますし、
植物性乳酸菌について解説したサイトもあります。

概ね植物性乳酸菌の方が機能性が良いように書かれています。
では、鮒寿司の乳酸菌はどっちだ?気になるところですね。

ご飯に寄り付いて発酵するのだから、植物性だろうと想像していましたが
あるとき、「植物性」「生きて届く」 ヨーグルト商法は、誤解だらけ!?
というサイトを見つけてしまいました。

「植物性乳酸菌」というのはキャッチコピーに過ぎないような事が書かれています。
へぇ〜そうなのかと、ますます訳が分からなくなってしまいました。

そんな状況ではありましたが、運良く10年07月16日に
滋賀県工業技術総合センターへ伺う機会がありました。

<滋賀県工業技術総合センター>
<滋賀県工業技術総合センター>

そこの岡田俊樹主任主査に
乳酸菌の植物性・動物性というのをどう理解したらよいか?
についても質問してみました。

ああ、学問上は区別ありませんね。分かりやすく言ってるだけで
例えばヨーグルトとかは動物が出した乳によく生えるもの、
ラクトバチルス・ブルガリクスなんかを動物性乳酸菌と言っていて
漬け物、まあ草ですよね、そちらに生えてくる
プランタルムなんかを
植物性と言っているんですね

鮒寿司の場合はどうですか?

どっちも入っているんですわ

ご飯について発酵するから植物性という訳ではないんですか?

わかんないですよ、結局酸が一番強いのはプランタルムなんですが
(つまり胃酸で死なず腸まで届きやすい)
で、ヨーグルトっていうのはもう自然では作らないんですよ。
昔から受け継がれた有用な菌だけを使いますんでね、

使われている種類が絞られているんですよ。
けれど、漬け物なんかの乳酸菌はその100倍くらい種類があるんですよ

それはどうしてですか?

だって、自然発酵でしょ?

ヨーグルトのように種菌から作るのではないから
絞り込まれていないということですか?だからその時の環境で
どの菌がどのくらい生えるか分からない、、、、

ですよね

はぁ〜。鮒寿司も種菌から発酵させて作ることを繰り返せば
菌の種類を絞ることも可能かもしれませんが、現状は違いますね〜。

・・・・・・・・

ということで、鮒寿司は純粋に培養された特定の菌によって作られる
発酵食品では無いですから、鮒寿司の乳酸菌の機能的な性質はこうだ!
と言う事は難しいと、そう私は理解しました。

ちょっと残念ですが、通常は鮒寿司には腸まで届くプランタルムも
生えるそうですし、たとえ乳酸菌が死んでいても菌食効果は十分あると
岡田さんは話しておられました。

今回の話、わかったかなぁ?

<外部リンク>
ウィキペディアのプロバイオティクス
乳酸菌のあれこれまるわかり情報サイト。乳酸菌の種類 植物性乳酸菌
「植物性」「生きて届く」 ヨーグルト商法は、誤解だらけ!?
ラクトバチルス・ブルガリクスについて
プランタルムについて

Comments (2)

おおたヒロき8月 14th, 2010 at 2:03 午前

植物性乳酸菌って言葉は、分子生物学や生化学に関わっている人が聞くと、かなり怪しげな言葉なんだよね。でも商品としては、植物性っていうのが健康食品のキャッチコピーとしてすばらしいんだろうね。

僕らの仲間の間でも、ちょっと前に酒の席のネタでよくでてきたよ。「植物性乳酸菌だってさ(苦笑)」みたいな感じで。

科学とは関係ないところで、イメージってふくらんで、それがビッグビジネスになったりするとことが、面白いのかもしれないけれどもね。

冨岡8月 14th, 2010 at 7:04 午前

コメントありがとう。ご無沙汰しています。

そういうことだねぇ、
科学的な根拠を知って安心・満足しているようにみえて
イメージで安心・満足しているという事なんだねぇ。
科学と経済には微妙なズレがあって、そのズレを発見する事が
ミソなのかもしれないねぇ〜

それと「植物性乳酸菌ラブレ」についてはこんなサイトも見つけました。
http://www.nda.co.jp/memo/labre/
キャッチコピーだけで売っているのではない実力派商品だというのが
よくわかります。

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