鮒寿司を生んだ滋賀の冬の気候風土

2011年1月16

本日、打合せのため山科へ出掛けておりました。
打合せの相手の方が大阪在住の方ですので、
間を取って山科での打合せとなった訳です。

ちなみに、このブログをご覧の皆さんで
上記の地理的な位置関係のよくわからない方へ

<琵琶湖環状線>
<琵琶湖環状線>

地図上の赤いピンの右上が私の最寄り駅、左下が山科駅です。
本日は全国的に天候が荒れ模様でして、琵琶湖の東沿いを走る
琵琶湖線も遅延が出ているようでしたので一本早めで出掛けました。
何せ米原駅から北の北陸線は本数が少なくて、
下手すると次の電車は一時間後になってしまいますのでね(^^ゞ

<長浜駅辺りではレールより上まで積雪があります>
<長浜駅辺りではレールより上まで積雪があります>

私の自宅周辺では積雪20cm前後ででしたが、
電車で南下していくとともに
積雪が少なくなってゆくのが面白いですね。

気象条件によってはゲリラ雪と言って、
北部で降らずに南部で大雪が降る事があります。
本日の電車から眺める景色では彦根通過時点が
最も風雪が激しかったようでした。でも積雪は
思った程ではありません。

<野洲駅手前では数センチ程度、空右側は雪雲>
<野洲駅手前では数センチ程度、空右側は雪雲>

野洲川を超えて守山駅を通過する辺りからは
積雪もなく地肌が見えました。

<草津駅-石山駅間から湖西方面の降雪の境界を見る>
<草津駅-石山駅間から湖西方面の降雪の境界を見る>

同じ滋賀県でも北と南では気候帯が全く違うのを実感できます。

残念ながら2000年に財政難で解散してしまいましたが、
かつて、発酵学の研究を通し、地域の文化と産業の活性化に
貢献することを目的として、(財団法人)日本発酵機構余呉研究所
余呉湖畔(画像<琵琶湖環状線>の路線一番上辺り)に置かれました。
発酵関連での最大有名人、小泉武夫氏が所長をされていた研究所です。

この場所が選ばれた理由として、この土地の気候風土も
選考理由にあったと聞いています。

発酵の具合も気候風土に影響を受けるんでしょうか?
何せ微生物の世界は微妙ですからね。

余談ですが、打合せが終わって山科からの帰り、
琵琶湖の西側を走る湖西線経由で帰ってみる事にしました。
ネットのダイヤ検索で琵琶湖線でも湖西線でも時間が
さほど変わらない事を知り、試してみたくなったのです。

初めて乗った湖西線、同じ県内を走っていても
全く風景が違って見えます。残念ながら大津京駅を
通過した辺りで日没になってしまいました。

また機会があれば、利用してみたいです。
こちらも琵琶湖線同様、北上するごとに積雪量が増えていくのが
車窓の明かりに照らされた対向車線の路面を見ていると
よくわかります。

違う気候帯間の移動を実感できて興味深かったです。

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