言葉 Funazushi Shiga Azai サカズキをまわす文化

2010年6月6日

少し前にはじめたlang-8ですが、
学びたい国の言語で日記を書き、お互い添削し合う
と言ったとても単純な仕組みでわかり易く
すぐに友達が出来ました。
アメリカ、イギリス、中国(南部、北部)台湾、韓国 etc。

この場を使って世界に向けて鮒寿司や滋賀県のことを
話していこうと思っています。

それから、当然これらの友達は日本語が
話せたり書けたりできて、彼らは記事も日本語で書いています。

韓国人の友人は酒の席で「酒を酌み交わす」のではなく
自分の杯を他の人に回す」文化を紹介していました。
日本とは違う文化ですねと書いていましたが、
滋賀県の北部(南部は不明)では、宴席で杯を回します。
酒を断ると「俺の杯の酒は飲めないのか?」と
私より世代の上の方中でクダを巻く人もいました。
「俺の酒」ではなくて「俺の杯の酒」です。

台湾の友人は台湾人が「北海道」の地名の由来に
興味を持つ人が多い話を上げていました。
本人は律令制時代の歴史の「五畿七道」を勉強していて
東海道、山陽道などの呼び名に倣うように名付けられたと
知って腑に落ちたそうです。

学生時代に習ったかもしれませんが、
すっかり記憶から抜け落ちていましたので、
ああ、そういえば滋賀県は東山道近江国だったなと
こんな言葉一つでもイメージが広がっていくなぁと
興味を持って読みました。

そして、イギリス人の方(この人は未だ友達になれてない)は
日本語と同じく英語も歴史があって、約1500年前に古ドイツ語を
話す人が島に渡ってきて一般イギリス人は古ドイツ語を
話すようになったが、約1000年前に古フランス語を話す人が
イギリスを征服し、古ドイツ語とフランス語が混在する中で
英語が生まれたと書いていました。

肉は上流階級の人だけに食べられたので、肉の言葉は
古フランス語から出ている一方で、動物の語は古ドイツ語由来だそうで
例えば、、牛肉はbeefと、牛はcowと互いに関連性の無い単語に
なっているのだとか。

へぇ〜と、今更ながらに思いました。
同時に自分の足元を見ると、日本も似た様なものですね。
大陸から第何波の渡来人と呼ばれる程に何度も人々が
渡ってきて、年代の古い人々を新しい方が征服したと
思えるような痕跡も神話の中に残っていますね。

日本語は中国語、朝鮮語、ポルトガル語、オランダ語、英語、
ドイツ語、フランス語、etc、色んな言葉が混ざり込んでいます。
言葉のブラックホールですね。

こういう事を考えると、私はいつも思うのですが
稲作が伝わり、それと共に伝わったナレズシ文化、
これは中国雲南省辺りが起源と言う説もありますが
その地方の言葉の痕跡がナレズシ文化の中に
残っていないかなぁと思ったりもするのです。

雲南省辺りの言葉を話す人と友達になって
調査をしてみたいですね。

皆さんの所では、ローカルな言葉や文化で実は
それが外国との繋がりが深いものだった、
と言われる様なものなどありますが?

<外部リンク>
lang-8

コメントをどうぞ

コメント欄