片山トンネルを抜けると見える琵琶湖から浅井郡を思った。 どう鮒寿司と結びつける?
2010年3月6日
三男が野鳥に興味を持ったそうです。
それで、図鑑なんかを買ってほしいと言います。
でも、そこはやはり実際の野鳥スポットで
実践でしょう、ということで午後から2時間程
湖北野鳥センターへ出掛けてきました。
図で言う水色の丸の箇所ですね。
ちょっと気分を変えて今回は北からトンネルを抜けて
野鳥センターへ向かおうと思いました。
地図の水色の実線を北ら南下して行ったわけです。
途中山本山を南端とする山の峰が北から延びていて
その山をトンネルを抜けて通過します。
トンネルを抜けるまでは琵琶湖の近くを走りながら
全く琵琶湖が見えないわけすね。
そこで、フと思いました。
伊香郡が浅井郡ではなかったのは、やはり
琵琶湖が見えなかったからではないのか?
より大きな地図で 鮒寿司の壁マップ を表示
そこで、家に帰って上のように
衛星地図に旧浅井郡のエリアを赤く線引きしてみました。
(坂田郡板並と旧びわ・長浜の境界はおおよそです)
そして、黄色い線で竹生島から山本山の南端、
それから姉川河口を結ぶ線を引いてみました。
すると直接竹生島が見える地域が
(東)浅井郡の地域というのが
ほぼピッタリ当てはまる事がわかりますねぇ。
(西)浅井郡のほうは琵琶湖に面した平地が少なく
その中でも黄色い字で書いた集落、菅浦、大浦、塩津は
三つとも水際に関係する字ですので、水路を通じて
竹生島と結びついていたという事でしょうか?
漁業が盛んな集落なら日常的に船上から竹生島を
眺めていたのかもしれませんね。
伊香郡内に飯浦という集落がありますが、
ここも琵琶湖と山に挟まれ、陸路はトンネルで
結ばれている所ですが、ここがどういう
位置付けだったかは、今の所わかりません。
竹生島には
・市杵島比売命(弁財天)
・宇賀福神
・浅井比売命
・竹生島龍神
という神さんが祀られていますが、
浅井比売命を除いて何らかの水に関係した神さんですので、
原始的な水信仰がベースかもしれませんね。
竹生島の神の光の届く所が浅井郡だったという事でしょうか?
ちなみに伊香郡では己高山信仰が強かったということで
別の宗教圏であったということでしょうかね。
そんなことをトンネルを抜けたときに思いました。
鮒寿司とは全く関係がないか?といえば
表向き直接的な関係性は見えにくいですが、
古来より、鮒は琵琶湖と水路で結ばれた水田で
産卵していたそうで、水田と鮒を通じて
結ばれてもいたという事は言えますね。
(これは浅井郡だけの話ではなりませんが)
何か、そういう文化をうまく付加価値として
世間に広められると面白いのになぁと思ったわけです。
そんな思いつきの切っ掛けになった
野鳥センター行きでした(^_^)
下の動画は鮒ずしと、ちょっとだけ関連があります。