年末警戒の夜食に三種類の鮒寿司の食べ比べ

2009年12月31日

私は消防団に入っていまして
毎年12月29日と30日は年末警戒といって
深夜に地域の巡回にあたったりします。

<消防団の年末警戒>
<消防団の年末警戒>

私が子供の頃はまだ茅葺きの家もありましたし
かまどを使用している家もありました。

年末は正月の準備に夜遅くまで火を使う家庭も多く
火災になる確率も高かったことから
年末には特別に夜警をしていたと思いますが、
最近は忘年会的な意味合いが大きいかもしれません。

しかし、ある日突然に火災や山での遭難救助で
出動がかかったりしますので、チームワークを
良くする為には普段の親睦も大事ではありますね。

さて、今回の夜警では夜食に団員の一人
(鮒寿司先生の息子さん)が
鮒寿司を差し入れするとの事でしたので、
私も昨日桶から出したゲンゴロウブナの鮒寿司を
少し持っていく事にしました。

鮒寿司が好きなメンバーが何人もいるので
鮒寿司の食べ比べ談義をしようとの試みです。

テーブルに並んだ鮒寿司はこんな感じです。

<年末警戒でのオードブル>
<年末警戒でのオードブル>

私の持参した天然ゲンゴロウブナ
天然ニゴロブナ、それと養殖のマブナ
三種類の鮒寿司が揃いました。

下の写真、どれがどの鮒寿司か分かりますか?

<三種類の鮒寿司のスライス>
<三種類の鮒寿司のスライス>

上がゲンゴロウブナ、
真ん中がマブナ
下がニゴロブナの鮒寿司のスライスです。

スライスした部位も若干違いますので
正確ではありませんが、特徴としては
マブナは子持ちでも腹巾は平べったいですね。

ニゴロとゲンゴロウはパッと見た目では
その違いを見極めるのは難しいです。

さて、味の方はどうか?ですが
味もニゴロとゲンゴロウではその違いが
あまり無い
ように思われました。

食感は三つとも分かりにくいです。
ただ、養殖のマブナは他の二つに比べて
味が濃い
ように思いました。

天然物は雑食性ですが養殖の場合には
より脂がのった仕上がりになるような
餌の与えられ方がされているようなのですね。

その違いが味に出ているように思いました。
私の感想では少し味がクドいかなと思いますが
茶漬けにすると良い出汁がでて旨いです。

ちなみにこの3つの鮒寿司の製法は
同じ製法で作っています。

琵琶湖の天然物である鮒で
鮒寿司作りの製法が同じである場合は
味の違いを見極めるのは難しいかもしれません。

おそらく目隠しして試食すれば
どれがどの鮒寿司と言い当てるのは
困難だと思います。

でも養殖のものは美味しくしようと育てたもの程、
つまりは太らせて脂肪分が多い程、
天然物との味の違いが出るのではないか?
というのが今回の食べ比べで感じた
私の感想でした。

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