鮒寿司(ふなずし)の作り方の実際(2)三つ編み作り、ご飯詰め

2008年7月13日

翌13日
私は他の参加者が午前中に鮒を洗って昼食を終えた頃に合流しました。

まずはロープの三つ編み作りを行います。
これの用途は鮒寿司を詰めた桶に重しを載せるときに使うようですが、
実際に使うまで私には今ひとつ用途が分かりませんでした。

ロープ1.8m程度の長さのものを6本束にし、それを3組作ります。
それらを束ねて三つ編みにしていきます。
束が平べったくなるよう、急角度で折り目を付け編み込みます。
(束が丸くなると機能が十分発揮されないようです)

編み込みの途中から三つ編みの太さを徐々に細くしていきます。
編み込みながら、6本x3束=18本のロープを
途中で一本一本切って、徐々に細くしていくコツを説明しています。
切断して出っ張ったロープは、編み終わった後に
三つ編みの面にそってカットしていくと面がきれいに仕上がります。

生酒は1合瓶で鮒10kg分です。手水に使用し、やや塩味強めに
ソフトボール大のおにぎりを作ります。握りはフワッとした感じでOKです。
こうしておくと桶にご飯を詰めるときに平均に万遍なく
塩とアルコールが行きわたります。

さっと軽く酒を鮒の体に塗り、エラを広げご飯を体内に詰めていきます。
体内が十分発酵するようにキチンとご飯を詰めます。

酒の付け過ぎは駄目だよ、ということです。

その後の映像資料は私自身の手がご飯だらけになったので
撮れていません。
地元CTVで紹介されました動画あありますので
そちらを参考にして頂ければと思います。

すべての鮒にご飯が詰まったら桶に詰めます。
桶には予めビニール袋を二重に敷いておいて、
その中に鮒の体が桶や他の鮒に接触しないように
鮒をご飯で挟むようにして何層にも詰めていきます。

すべての鮒を桶に詰めた後に、ビニール袋を閉じ
その上に先ほど作った三つ編み縄をぐるっと回すように置き
落とし蓋を置きます。

その状態で講習会は終了で
桶を家に持ち帰ってから重しを乗せます。
一週間程は約10kg程度、その後に重しを追加して
30kg程度の重しを乗せます。

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