podcast 31 モヤ〜としたスローフドの考え方と鮒寿司を漬け物の視点からみてみた話
2010年4月12日
(↓黄緑色の三角をクリックすると音声が流れます)
私が最近読んだ本で、島村菜津さんの
「スローフードな人生」という本があります。
そのなかで、彼女がその発信地であるイタリアで
取材した感想のなかで
「職業も暮らしぶりも違う異なる人間同士が、月に一度、
顔を突き合わせて食事をし、大いに語り合う事を
ことさら大事にしているのだと言いたいのだろう」
という箇所があります。
月に一度は無理にしても、地域の者がそれぞれの
バックグランドは別にして意味のある食事を共にするという、
まずはその気持ちを共有できないか?と思いましたが、
何というんですか?面倒臭いという気持ちが
大勢を占めているような雰囲気なので、
そういった試みは前途多難かもしれません。
田舎暮らしの場合は大抵は不動産を所有しつつ
死ぬまでその土地で生活をするのでしょう。
そうであるならば
「住んでいる地域に愛着も無いしどうでもいいや」と思うよりも、
「その土地の暮らしを楽しむ」という発想が面白いと思うのですが、
皆さんはどのように思いますか?
今回はそんな話と、春の産卵前の鮒を捕獲し
飯漬けする夏までどのように保存するのか?
という話をしています。