生まれも育ちも札幌の女子大生が鮒寿司を美味い!と言った

2010年9月5日

<家に帰って速攻バタバタ〜っとスライス>
<家に帰って速攻バタバタ〜っとスライス>

私の地元で開催されている「長浜あざい あっぱれ祭り」という
YOSAKOI系の祭りがあります。その祭りで2004年から
交流が続いているチームがあります。

札幌のYOSAKOIソーラン祭りを拠点に全国を踊り歩く集団
北海道大学”縁”という大学生チームです。彼らは今年ゲストとして
40数名が長浜入りをしてくれました。

YOSAKOIの祭りはコンテスト形式で競争があります。
競争は切磋琢磨して互いを高め合う効果もあります。
しかし、賞はあくまで目標であると思います。
大賞を取る事が目的化してしまうと、結果人間関係がギスギスしたり
集団演技の魅力も失われてていく事になると思います。
10年私がYOSAKOIに関わって来た感想です。

では目的は何なのか?
彼らを見ていていつも感心させられるのは、とことんGive!な行為です。
縁はYOSAKOIソーラン祭りの上位チームでありながら
賞を狙う狩人の目をしていません。いつもニコやかに笑顔を絶やさず、
見ているお客さんが楽しくなるように心がけて演舞をしているように思えます。

演技をしている時だけではありません。前日の設営の手伝いや
地域を巡回する広報演舞、また歓迎会の宴席の場でも
常に何か喜びや楽しみを相手に与えようとする姿勢を感じます。
(前日の広報演舞の様子)

近江商人の言葉に、「三方よし」という言葉があります。
ある取引があった場合、その取引は売り手と買い手さえ良ければ
いいのではなく、世間も良くなるような取引でなければならない、
という意味の言葉です。また「損して得取れ」という言葉もあります。

実践は難しですが、彼らの目的はこんな言葉とも
共通する所があるのではないかと、フト思いました。

さて、祭り前日入りした彼らの歓迎会を設営準備終了後に行いましたが、
その宴席に私は鮒寿司の差し入れをしました。無い時間をぬって
速攻で帰宅して鮒寿司をスライスして盛りつけて会場に戻りました。

縁の現役メンバーと一緒に来たOBなどは既に何度か鮒寿司を
食べていますが、初対峙の人が殆どで会場に大皿を2枚持ち込んだ時は
「お〜っ!」というドヨメキが起こりました。

恐る恐る切り身を摘む縁のメンバー。当然こういった発酵系の
食べ物を全く受け付けない人もいますが、概ね好印象で迎えられました。
中には「う〜まぁ〜い!」と叫ぶ女子大生もいて
ファーストコンタクトがこのように順調にいくとは、ちょっと意外な程でした。
出身を聞くと生まれも育ちも札幌との事。
道産子に鮒寿司を喜んで食べて頂いて、私は幸せでした(^_^)

<外部リンク>

あっぱれ祭り

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