ただ30年ものの熟れずしを食べるためだけに新宮市へ 1/3

2011年8月5日

何の本かは忘れましたが(多分エッセイ本だと思います)
発酵学者の小泉武夫さんが、

和歌山県新宮市に
30年もののサンマの熟れずしを出す店がある

と、書かれていたのがずっと気になっていました。
その店の名は東宝茶屋といって
熟れずしは30年も発酵させているので、サンマの形はもう無く
ドロドロに溶けたヨーグルト状の液体なのなだとか。

私は自分で鮒寿司を漬けるようになって、まだ4年目ですが
それなりに自然発酵のプロセスの複雑さについては分かるつもりです。
三十年もの間、腐敗せずに安定的に保存が出来るとは、
どういうことなのか?またその味はどんな味なのか?
気になって仕方がありません。

う〜ん、食べてみたい〜…。

と思っても、その思いを簡単に実行できる程
新宮市は近くはありません。

学生時代に新宮市とは熊野川を挟んだ対岸の紀宝町出身の友人がいて
夏休みに一度、東京から18切符で遊びに行った事があります。
その時にも思いましたが、名古屋から先がまぁ〜遠い事、遠い事!

今回もgoogleマップで検索した所、長浜市から新宮市まで
約300km、車で4時間58分と推定時間がはじき出されました。
だだ熟れずしを食べる為だけに往復10時間です…。

<長浜から新宮へ>
<長浜から新宮へ>

むむむ〜…

行くべきか、行かざるべきか

客観的に見れば何を馬鹿な事で悩んでおるのだと
思われるのかもしれませんが〜

そんな状況であるからこそ、益々30年ものの
熟れずしへの思いは募っていくのでありました。

続きはこちら ==> 〜新宮市へ 2

コメントをどうぞ

コメント欄